「このUSB、フォーマットしといて」って言われたけど、
”ふぉーまっと”ってなに?
USBメモリを 捨てたいけど、ちゃんとデータって消えてるの?
みなさん、こんにちは。
会社のデータを移動するときや持ち運びするときに便利なUSBメモリ。
みなさんもUSBメモリは使ったことがあるはず。
パソコンに接続してファイルをコピーすればいいんでしょ。
データの移動に大変便利ですが、ちゃんとデータを削除していますか?
あなたが消したと思っている削除では十分ではないことがあります。
そんな人のためのUSBメモリのフォーマット手順を解説します。
Ⅰ:フォーマットとは?コンピュータ用語では「初期化」
フォーマットには2つの意味があります。
「書式・ひな形」と「初期化」です。
USBメモリのフォーマットとは、コンピュータ用語でいう初期化を意味します。
初期化すると、すべてのデータが消えて復元できない状態になります。
もちろん、USBメモリ以外の記録媒体でもフォーマット(初期化)は使われています。
ハードディスクやSSDのフォーマット(初期化)も同じです。
USBメモリ内のファイルを、ゴミ箱に入れるだけじゃダメなの?
ゴミ箱に入れたり、DELETEキーやBACKSPACEキーでの削除、右クリックメニューの削除だけでは、きちんとデータは消えていません。
単純な削除だけだと、あとで復元できる可能性があります。
復元できたほうがいい人もいるかもしれませんがUSBメモリを紛失する可能性もあります。
漏れてはいけないファイルが外部で復元されるかもしれません。
社会人ならフォーマット(初期化)の方法は覚えておいたほうがいいです。
Ⅱ:USBメモリのフォーマット(初期化)の手順を9枚の図で解説
それではセキュリティのかかっていないUSBメモリをWindowsパソコンに接続します。
セキュリティUSBはフォーマット方法が通常のフォーマットと異なります。
接続されたUSBメモリ内のデータが自動再生されます。
自動再生されるのはWindowsの設定によって違ってくるので、PCアイコンをダブルクリックで開く方法もあります。
エクスプローラ表示の左側にあるナビゲーションウィンドウに、接続されたUSBメモリが表示されていますね。
ナビゲーションウィンドウには、USBメモリに命名されたボリュームラベル名が表示されます。
ボリュームラベルはUSBメモリの名称だよ。
USBメモリを選択して右クリックし、フォーマット(初期化)をクリックしてください。
USBメモリのフォーマット画面が表示されます。
フォーマットするときはファイルシステムを選んでください。
Windowsパソコンでフォーマット(初期化)するときに選べるファイルシステムは3つです。
USBメモリのファイルシステム
①NTFS(Windows標準のファイルシステム)
②FAT32(32ギガバイトの記録媒体まで有効な古いファイルシステム)
③exFAT(FAT32の後継にあたる次世代ファイルシステム)
今回はどんなパソコンでも使いやすいファイルシステムのexFATでフォーマットしますね。
exFATなら、WindowsOS、MacOS、Linuxディストリビューションで使えます。
アロケーションユニットサイズの説明はかなり難しいので、基本的にはそのままの状態で大丈夫です。
アロケーションユニットサイズの説明はこちらで詳しく解説されています。
ボリュームラベルは、わかりやすい名称にしましょう。
ただ、基本的には半角英数字で命名したほうがいいですね。
半角英数字は1バイト文字だよ。
漢字、カタカナ、ひらがなは2バイト文字だからコンピュータが覚えにくいんだよ。
クイックフォーマット(初期化)にチェックがついているのを確認したら「開始」をクリックしてください。
チェックがついていないと時間がかかるよ。
警告のメッセージが表示されるので「OK」をクリックしてください。
クイックフォーマット(初期化)が終了したら、終了メッセージが表示されるので「OK」をクリックしてください。
これでUSBメモリ内のデータはすべて削除されました。
結構、簡単なのね。
Ⅲ:まとめ
いかがでしたか。
今回は、簡単なフォーマット方法を紹介しました。
市販されているUSBメモリや外付けのHDDなら、この記事の方法でフォーマットできます。
フォーマットは使わなくなったUSBメモリを、捨てるときにも使うことがあります。
捨てるときにも、きちんとフォーマットはしよう!
今日の学びはおしまいっ!それでは!